孤独と居場所づくり
今日は、『心・体・社会』を考えるオンラインカフェの第2回のミーティングでした。
テーマは「孤独」。
前回同様あっという間に終わってしまいました。
一時間って短いな。
さて、今回のテーマ「孤独」について、個人的に思うことを書いていきたいと思います。
私にとってはとても切実なテーマで、幼い頃から抱えてきたものでもあるし、今でも、ときどき自分の孤独感に飲み込まれて身動きがとれなくなってしまうことがあります。
ただ、同じ孤独でも、時期によってその中身は少しずつ変化してきたようにも感じます。
20代までの頃の孤独感は、どこにも居場所がない、この世界には心安らげる場所がない、人とうまくつながれない、といった感じでした。
30代半ばの今は、ボディワークや心理療法をいろいろやってきた甲斐あってか、自分自身とは多少つながれるようになってきたと思います。
外の世界には安心できなくても、少なくとも自分だけは自分自身を受け入れる "居場所" になろうと、この数年間努力してきました。
そして、その内側の安全な場を足がかりに、外の世界にも自分にとって心地のいい時間・空間や環境をつくろうとしているのが今の私です。
月一のこのミーティングも私にとってはその一環です。
このミーティングが私にとっても参加する方にとっても、一つの居場所というか、足がかりにできるような場として育っていったらいいなと、淡い期待を抱いています。
居場所ってきっとそんなに簡単に見つかるものじゃないし、人とのつながりもそうですよね、たぶん。
ただ人と関わる場、というだけでは居場所にはなりえない。
普段は押し殺してるような自分を出してもよかったり(無理に出さなくてもいいですけど)、本当はこう思ってる、こう感じてるという部分を隠さなくてもいい場所。
安心してありのままの自分でいられる場所。
そういうものが居場所と呼べるような場なんじゃないかなと思います。
ありのままの自分でいられないと人と一緒にいても、人とつながってる感覚ってあまりしないと思うんです。
私は、自分を隠しながら生きていた頃はずっとそうでした。
今でも日中会社にいるときなんかはそうですけど、だからこそ、こういうコミュニティをつくろうと思いました。
そうでもしないと、それこそ孤独なので。
孤独って完全にはなくならないのかもしれないけど、孤独を分かち合うことで人とつながることもできる。
居場所におけるつながりは、孤独感を紛らわすだけのつながりとはまた違うものだとも思います。
とはいえ、期待しすぎも禁物ですが。
次回のテーマは未定ですが、また来月の23, 30日あたりで開催する予定です。